野球肩
上腕二頭筋のメカニズム
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野球肩の鍼灸治療・テーピング
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  上腕二頭筋のメカニズム
 上腕二頭筋は、解剖上も、機能的にも、上肢機能の肩甲上腕メカニズムに関与しています。興味深いのは、肩甲上腕運動との機能的関連性において、神経筋活動に関しては、能動的というよりも受動的であることです。
 上腕二頭筋は、2つの頭部をもっているが、共通の腱挿入付着部を橈骨の内側にあります。短い内側頭は、肩甲骨の烏口突起より起こっています。長頭は、臼蓋窩の上唇部にも起こっています。その起始腱部は外側に進み、上腕骨頭上部の結節間溝で90度屈曲します。そこより下方に走り、共通の筋腹に合流します。
 橈骨の尺側に、上腕二頭筋が付着しているので、この筋の主な機能は前腕の回外であり、二次的機能が肘の屈曲です。上腕の前面に起始部がある関係で、肩の前方屈曲で前部三角筋線維の補助をします。
 上腕骨下垂位では、上腕二頭筋が前腕を回外させたり、肘関節を屈曲させる時に、結節間溝内で、上腕二頭筋は動いていません。最大効果としても、上腕二頭筋の収縮は結節間溝に圧迫を加え、全上腕骨を下制します。
 上腕骨の運動の際、結節間溝が腱に沿って動く時のみ、結節間溝内で腱が動いています。腱が結節間溝内で活動し、そこで横上腕靭帯で保持されています。腕が内旋するにつれて、腱が結節間溝内を進み、下方に動きます。腕が水平位よりも高く、外転すると、腱は結節間溝内で滑動して、結節間溝内に横上腕靭帯で支えられています。
 上腕骨に対する受動的作用により、臼蓋窩での上腕骨の外転は、外旋に伴って下方へ滑動し、上腕二頭筋の長頭の収縮で受動的に起こります。棘下筋と小円筋の大結節に対する下方牽引もまた上腕骨を下制するが、下方への最大滑動は、緊張している上腕二頭筋長頭腱の機械的な力によるものとされています。
 結節間溝おける上腕二頭筋腱と烏口上腕靭帯の付着部、棘上筋腱、三角筋下嚢および肩甲上腕関節包の上前部との関係が、なぜ肩の痛みにおいて臨床的に結合腱の炎症が起こるのか、結節間溝部の腱炎の合併症を起こすのかを示しています。